音楽って見えないものですね。。。空気と同じように、目には見えない。でも、私たちは音楽が近くに居てくれること知っています。求めるならば・・・。
音楽の居場所。。。
小さな町に2秒鳴り響くクラクションは、音を通り越して、雑音になります。
静かな木々に囲まれたひとときに、あなたのなかに音楽が流れているのなら、それはあなたが、みずから流したのではないですか? スーッと下から見上げる壮大な樹の姿にそって、音楽がながれだす。葉のこすり合わさる、風の音と共に。
小鳥のピロッピロッッ・・というさえずりが、一小節のあなただけのカデンツァになる。
流れる音楽を知る人々とのおしゃべりのなかにも、奥が踊り始めます。
音はきこえるけど、音楽がない、という経験をしました。とてもつらい。空しい。焦る。
私の身体に音楽が流れていると、夢のなかでもその音は奏で続けられていて、翌朝にもその流れは留まることがないの。吸う息、吐く息のなかに音楽があるの。
音楽はあなたの「どこ」にいますか?
坂本 朱 (メゾ・ソプラノ)Akemi Sakamoto
東京芸術大学卒業。同大学院オペラ科修士課程修了。伊原直子、高橋大海、アンジェロ・ロフォレーゼの各氏に師事。芸大大学院在学中、関西日伊コンクール入選、第7回新人音楽コンクール(飯塚)にて大賞及び文部大臣奨励賞受賞。1989年イタリア政府給費留学生としてジュゼッペ・ヴェルディ国立音楽院に学ぶ。・・・・・・続きプロフィール全文
2011年08月03日
音楽の居場所
[被災地支援] SONGS 『翼』をまとって(2011/8/1 現在)
以下のリンクからご覧いただけますように、私が歌を歌うことで、皆さまからご協力頂けました御支援などから、少しずつCivic Forceさんへ、被災地支援として寄付をしております。
現在まで31万円、寄付させていただきました。
私の支援の心のひとつの形として、今後も継続して参ります。
また、ご報告させていただきます。
ありがとうございます。
[被災地支援] SONGS 『翼』をまとって http://justgiving.jp/c/5797
坂本 朱
(2011/8/1 現在)
2011年07月05日
「やるせない・・・」
2011年は3/11から始まったような気がしています。あの大震災の日から、気がつけばもう、夏。7月になってた、という感覚です。
夏といえば、子供たちには夏休み、大人たちにもつかの間のお休みがある頃となりますから、色々と計画があることでしょう。
しかし、いま、去年の夏休みとは、全く様子が違っています。
大震災後、それぞれが、様々なショック、ストレスを抱えながら、過ごしてきました。
私も驚愕と、悔しさと、悲惨なきもちと、たくさんの想いで胸が押しつぶされ、涙も何度もこぼしました。そのなかで、私には歌がある、ということに感謝しながら、勇気と覚悟を自身のなかで見つけて、道しるべが出来上がったと、思っていたところでした。
でも、ふと大きな大きな、取り除かれないものを、胸深くに感じました。
何なのか・・、良く考えてみました。
それは、「やるせなさ」でした。絶望や葛藤ではない、「やるせない想い」。
そして、この「やるせない想い」と共に、生きていく十字架を背負ったことを悟りました。
そして、「音楽」が存在していることに一層深く感謝したのです。音楽は「やるせない想い」を少しずつでも昇華していくことができる。
だから、私は歌い続けます。。
十字架を背負った歌い手です。。
2011年06月14日
「TOMOSHIBI〜地震がきたら」
「TOMOSHIBI〜地震がきたら」
この曲は東日本大震災直後に、歌手サンプラザ中野くんによって作詞作曲されました。
そして向谷実さんが素晴らしいアレンジをしました。
また、現在この曲は英語、ウクライナ語、フランス語、中国語、タイ語、ネイティブアメリカン語(シャーマンによる歌唱)、イタリア語よって歌われ、世界へ向けて配信されています。
そのイタリア語版はメゾ・ソプラノの坂本朱が自ら訳詞をして、歌っております。
この歌は向谷倶楽部のホームページの下記のURLでお聴きいただけます。
多くの方に聴いて歌っていただければ嬉しく思います。
http://www.mukaiyaclub.com/music/tomoshibi/index_it.html
坂本朱から、あなたへメッセージ
Il messaggio da Akemi Sakamoto per te
Credo che “TOMOSHIBI” abbia una gran forza di volare tutto il mondo.
In questa occasione vorrei anche un ponte musicale fra giappone e italia.
Sono molto lieta di creare le ali su “TOMOSHIBI”.
Perche’ prima di essere una cantante, vorrei essere uno strumento per
la pace del mondo,
Volare!!! TOMOSHIBI!!!
Grazie!!! TOMOSHIBI!!!
TOMOSHIBIは、世界中を飛び回る力をもつていると強く信じています。
ですから今回、イタリア語バージョンを歌わせて頂きましたこと、本当にうれしく思い、日本とイタリアの音楽の橋となれますよう、がんばりました。
TOMOSHIBIに、翼をつけることに参加させて頂きました。
歌手である前に、私は世界の平和のための道具であれたら、と思っているのです。
飛翔!!! TOMOSHIBI!!!
感謝!!! TOMOSHIBI!!!
さかもとあけみ 2011 5月
2011年03月28日
SONGS『翼』をまとって
「もしも、空が飛べたなら・・・」
大震災の直後、真摯に、なんども思いました。悔しかった。
でも人は、大地に足を踏みしめて 歩き続けるしかないのですね。
そうです、前に前にずっしりとひたすら歩く。。
『歩み』はひとり一人、それぞれでいい。だから、素晴らしいのです。
みなさま、一人一人に「歌」があることを、忘れないで頂きたい。
心の中で静かに奏でる歌、涙しながら、歌いあげたい歌、笑顔で楽しく歌う、歌。
わたしには、『歌』があります。だから歌います。
たくさんの想いを、私の心に受け止めて歌います。
さぁ!! ご一緒に・・・。ほら、あったかくなってきたね・・・。
ありがとう。。。
翼をまとって大空に舞い上がりましょう。できる!!!
[被災地支援] SONGS 『翼』をまとって http://justgiving.jp/c/5797
坂本 朱
2011年01月11日
掲載情報[2011.1]
人々の心に癒しを届けるための新しいブランド「amanamana」
インタビューページに掲載されました!
http://www.amanamana.com/interview/15.html
2011年1月19日『さよならヤマハ渋谷店コンサート』に出演。
曲は“Dolce sentire” 昨年、武満作品のリサイタルでアンコールに演奏した曲です!
http://www.sayonara-shibuyaten.com/index.html
2010年09月21日
掲載情報[2010.9,10,11月]
坂本朱が10/7発売のCDアルバム、10/14リサイタルにむけて語ったインタビュー記事が下記、雑誌に掲載されました!!皆様、ぜひご覧下さいませ♪
・音楽の友:8/18発売(9月号)
・音楽現代:9/15発売(10月号)
・CDジャーナル:9/20発売(10月号)
・MOSTLY CLASSIC:9/20発売(11月号)
・ぴあインタビュー
・読売新聞夕刊:10/6(水)
2010年09月14日
CDリリース情報!(2010.10.7)
2010年10月14日、武満徹氏生誕80年を記念して、武満Songsを坂本朱が歌います。
それに合わせ、武満SongsのCDもリリースされます。こちらも必聴です♪お楽しみに。
≪CD情報≫
『Liberté [リベルテ] 武満徹SONGSの自由なる世界』
【武満徹 生誕80周年記念】 武満徹の「SONGS」――映画やテレビ、雑誌等のために様々な場で書かれた“うた”の数々――が、作曲者生誕80周年の記念年に新たな息吹を与えられ、美しい翼を纏って羽ばたく。オペラを中心に活躍する坂本朱の歌声には深みを湛えた潤いが満ち、福田進一が自在につま弾くギターの音色と豊かに絡み合って自由なる世界への扉をひらく。ギター・アレンジは福田進一を含む11人もの音楽家による豪華版。
曲目:
武満徹 (1930-1996):
うたうだけ(福田進一 編曲)
小さな部屋で(北爪道夫 編曲)
○と△の歌 (鈴木大介 編曲)
恋のかくれんぼ(三枝成彰 編曲)
めぐり逢い(渡辺香津美 編曲)
雪(たかの舞俐 編曲)
ワルツ(寺内園生 編曲)
素晴らしい悪女(啼鵬 編曲)
死んだ男の残したものは(寺嶋陸也 編曲)
小さな空(野平一郎 編曲)
MI YO TA(野平多美 編曲)
翼(福田進一 編曲)
他
共演者:ギター/福田進一
リリース予定日:2010年10月7日
品番:ALCD-7149
税込:2,940円
レーベル名: ALM RECORDS
⇒Amazonで購入!
2010年09月13日
2010年10月コンサート情報
武満徹氏生誕80年を記念して、武満Songsを坂本朱が歌います。
秋の夕べにはぴったり、坂本朱の豊潤な歌声とギター・ピアノとの調べを楽しみませんか。
武満徹生誕80年メモリアルコンサート 坂本朱メゾソプラノLiberté リベルテ〜自由
[日時] 2010年10月14日(木) 19時開演 東京文化会館 小ホール
[出演] 坂本 朱 (メゾソプラノ) 、福田 進一 (ギター) 、多田 聡子 (ピアノ)
[料金]全席指定 ¥5,500
ジャパン・アーツ夢倶楽部会員料金¥5,000
[チケット]ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5237-7711
[主催] ジャパン・アーツ
[協力] ALM RECORDS / コジマ録音
[坂本朱メッセージ]
「武満徹生誕80年記念コンサート Liberte’ 〜 自由」
風が吹いてないなら、風になるだけ。
そこに道が無いなら自ら歩いて、そこを道にすればいい。
風のように、自由自在に在りたい。
水のように、透きとおっていたい。
水のように、風のように、みんなの側らにいたい。。。
私たちの身体は70%が水分です。
美しく、エネルギーに満ちた水が、あなたの身体すべてを満たしています。
武満徹氏のたくさんの音楽、そして私たちが武満氏を想う、温かい心は、
ほんとうに魔法のようにキラキラしています。
魂の奥深くに在る光輝、これは深い闇が生み、
深い闇は、より強い光を求め、一層その光を輝かせてくれる。
こんなことを、武満「SONGS」は、私たちに語ってくれるのです。
10/14 19:00 上野 東京文化会館 の自由の扉を開けてください。。。
あなたの美しい水が、あたたかい光に反射して、ますます輝きますように。
お会いいたします。
ありがとうございます。
坂本 朱
2010年04月09日
さかもとあけみのメッセージ12
「風が通ります・・・」
ハマコーこと浜田幸一さん、政治活動家、81歳。天ざるとピザが大好物。
お酒は飲まない(意外?!)
最近はまた背が数センチ伸びたそうで「まだ成長している!!」とおっしゃる。
私の周りにもたくさん80代、90代の方がいらっしゃいます。イタリアも日本に負けずの長寿国。この年代ですと膝や、腰などに痛みを感じることは仕方ないかもしれません。が・・・
ご本人たちは納得いかない!! (笑) 痛みは見えないからね、痛いのよぉぉ!!!
ホームドクターに症状を訴えると、「まあね、年齢でしょう」と答えが返ってくる。この「年齢だからねぇ」の答えが気に入らないんだなぁ、みなさん。
マッサージしてあげながらお話しすることがあるんです。(ああ、治療院開設したわけではありません。
彼らの必要としているのは、「このままの自分」を受け入れてくれていると感じられること、安心感です。
心の窓を開いて風通し良く、カーテンをなびかせましょう。
あたたかい光をとりいれましょう。そして大好物を頬張りましょう。
うれしい春ですから。。。。